JSA
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JSAを観た人の感想
朝鮮半島に建てられた見えない壁
この映画を見るまで38度線を深く考えることはなかった。橋で分断された国境の両側に同じ民族が向かい合っている。そこでは常に一触即発の事態が起きているが、今の事態を維持することを優先する国際政治の判断と最前線の兵士の人間としての心の揺らぎが見てとれる。地続きの国境線はちょっとしたことで踏み越えてしまう。そのたびに殺し合いをすることはないが、お互い現場であうんの呼吸が成り立っているのである。政治が引いた国境線とそれを超えて言葉さえ交わせない人間。橋の真ん中で引かれた線を超えるのに躊躇する人間。自分で壁を作ってその壁が超えられない。「矛盾」とはこういうときに使う言葉なのだろう。東西冷戦が過去のものとなろうとしている今も尚続く亡霊に取り付かれた場所が板門店だろう。北朝鮮核武装問題で緊張が続く朝鮮半島に感心のある方にはお勧め。
貴重な親日国も大切に
【中央日報・韓国人意識調査】
最も嫌いな国
1位日本(55%)
2位北朝鮮(15%)
(中央日報2006年9月22日)
【読売新聞・韓国日報「日韓共同世論調査」】
日本に良い印象を持っている
17%
悪い印象を持っている
82%
(読売新聞2006年8月7日)
【台湾紙「遠見」の台湾人世論調査】
全4質問のうち「移民したい国」「立派だと思う国」「旅行したい国」で日本が1位
「留学したい国」で2位
(毎日新聞2006年6月30日)
日本の旧植民地という、立場はまったく同じなのに、この違いは何なんだろう?
意義深く、面白い
世界に共同警備区域の存在を知らしめたのがこの作品の最大の功績でしょう。映画という媒体の存在意義をあらためて感じます。それに加え、映画自体の面白さも大したものです。北と南の兵士がこどもみたいに打解けあってはしゃいでいる、と瞬時にして凄惨な殺し合いへと展開する。あの場面は実に凄かった。
サスペンスと、コメディーの匙加減もとても上手くて、腕利きの製作者だなあ、という感じがします。じっくり腰を据えて撮っているのが伝わるのがいいし、俳優たちのアンサンブルもいい。ガンホ、ビョンホンはむろんのこと、北の兵士になったシン・ハギュンの朴訥さが、悲劇を際立たせていると思います。「チョコパイ」のエピソードも小さいけれど、キラリと光っていて忘れられません。
映画にせよ文学にせよ、その国のテーマをしっかりと掴んで、それに普遍的な意味を与えたものが国の垣根を越えて伝わっていくのだと思うのですが、わが国の現代のテーマって、何だろう、そんな映画がこのごろあったのかな、などと考えてしまいました。
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定価: \3,129 販売価格: \2,468 人気ランキング: 7727位 おすすめ度: 発売日: 2006/06/23 発売元: アミューズソフトエンタテインメント 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
朝鮮半島に建てられた見えない壁この映画を見るまで38度線を深く考えることはなかった。橋で分断された国境の両側に同じ民族が向かい合っている。そこでは常に一触即発の事態が起きているが、今の事態を維持することを優先する国際政治の判断と最前線の兵士の人間としての心の揺らぎが見てとれる。地続きの国境線はちょっとしたことで踏み越えてしまう。そのたびに殺し合いをすることはないが、お互い現場であうんの呼吸が成り立っているのである。政治が引いた国境線とそれを超えて言葉さえ交わせない人間。橋の真ん中で引かれた線を超えるのに躊躇する人間。自分で壁を作ってその壁が超えられない。「矛盾」とはこういうときに使う言葉なのだろう。東西冷戦が過去のものとなろうとしている今も尚続く亡霊に取り付かれた場所が板門店だろう。北朝鮮核武装問題で緊張が続く朝鮮半島に感心のある方にはお勧め。
貴重な親日国も大切に【中央日報・韓国人意識調査】
最も嫌いな国
1位日本(55%)
2位北朝鮮(15%)
(中央日報2006年9月22日)
【読売新聞・韓国日報「日韓共同世論調査」】
日本に良い印象を持っている
17%
悪い印象を持っている
82%
(読売新聞2006年8月7日)
【台湾紙「遠見」の台湾人世論調査】
全4質問のうち「移民したい国」「立派だと思う国」「旅行したい国」で日本が1位
「留学したい国」で2位
(毎日新聞2006年6月30日)
日本の旧植民地という、立場はまったく同じなのに、この違いは何なんだろう?
意義深く、面白い 世界に共同警備区域の存在を知らしめたのがこの作品の最大の功績でしょう。映画という媒体の存在意義をあらためて感じます。それに加え、映画自体の面白さも大したものです。北と南の兵士がこどもみたいに打解けあってはしゃいでいる、と瞬時にして凄惨な殺し合いへと展開する。あの場面は実に凄かった。
サスペンスと、コメディーの匙加減もとても上手くて、腕利きの製作者だなあ、という感じがします。じっくり腰を据えて撮っているのが伝わるのがいいし、俳優たちのアンサンブルもいい。ガンホ、ビョンホンはむろんのこと、北の兵士になったシン・ハギュンの朴訥さが、悲劇を際立たせていると思います。「チョコパイ」のエピソードも小さいけれど、キラリと光っていて忘れられません。
映画にせよ文学にせよ、その国のテーマをしっかりと掴んで、それに普遍的な意味を与えたものが国の垣根を越えて伝わっていくのだと思うのですが、わが国の現代のテーマって、何だろう、そんな映画がこのごろあったのかな、などと考えてしまいました。