愛についてのキンゼイ・レポート
愛についてのキンゼイ・レポート
愛についてのキンゼイ・レポートを観た人の感想
キンゼイ博士の人生
映画が上映しているときの各広告やタイトルから、
セックスレポートについての変遷を描いた作品だと思っていましたが、
実際に見てみたら、レポートを著したキンゼイ博士についての
苦難を生涯を描く作品でした。
作品自体は決して悪くはないけれど、
広告やタイトルの出し方がずれていたんじゃないかなと思いました。
科学を信じたキンゼイ
2004年にニューヨーク・タイムズでこの映画が話題になっているのを知った。
酒の上の会話やごく親しい者の間で交わされる性についての話題がどこまで客観性を持っているのか、常々疑問だった私は、性を科学の対象として「研究した」キンゼイの業績にすぐ興味を抱いた。(キンゼイはフロイトの学説を全く評価しなかった。)
映画が日本で上映される様子はなかったので、手始めにT.C.ボイルの小説“INNER CIRCLE”を読んだ。これが予想外に面白かったので、他に三冊ばかり評伝をアマゾンの洋書で買い、そのうち小説にも出てくるキンゼイのインナー・サークルの一人W.B.ポメロイが書いた”Dr. KINSEY AND THE INSTISUTE FOR SEX RESEARCH”(古本)を読んだ。
キンゼイ・レポートの男性版、女性版も古書で手に入れた。
キンゼイ・レポートの最新版も買ってみた。
マスターズ&ジョンソンの“HUMAN SEXUAL RESPONSE”(古書)が届いたところで、興味が他に移ってしまった。
予約して置いたDVDを先日見た。
予備知識なしに見る人に、この早い展開で彼の人生と業績が伝わるのか、すこし不安を覚えている。
この映画はキンゼイの要約にすぎない。入門にすぎない。映画の一場面一場面の背後に、もっと興味津々の事実がある。
彼の時代とは逆に、現代では性の重要性を叫ぶ者が目に付き、それはそれで何か胡散臭い。パラダイムと化した「科学」をキンゼイのように信じることはできないかもしれないが、誰か第二のキンゼイを知らないか。
ニーソンとリニーの名演が光る“愛”についての“誠実”な物語。
1940年代のアメリカで、人間の“性”についての衝動、嗜好、行為の実態を精緻かつ赤裸々に調査、研究し、センセーショナルな話題をさらった「キンゼイ・レポート」の作者であるアルフレッド・キンゼイの生涯を映画化。当時の保守的で宗教的倫理観からすると、その研究が異端視されたことは想像に難くないが、リーアム・ニーソンの入魂の演技が、情熱的で、時にファナティック、そして、人々の好奇と偏見の目に感情を高ぶらせるこの孤高の学者を、探究心と使命感のある人物像として、説得力あるものにした。ニーソンは、「SW」、「バットマンビギンズ」、「マイケル・コリンズ」、そして「シンドラーのリスト」と、人間臭いカリスマ的役柄が、本当に良く似合う。そして、そのニーソンをも上廻ると思えるのがローラ・リニーで、学究心極まり、変人扱いされていくキンゼイを暖かく支える“優しさ”と、夫の弟子との姦通にショックを受けながらも、それを受けとめ、自らも弟子と行為を行い、後世で、その出来事が夫婦間の倦怠期を救ったと言い切れる“強さ”を併せ持った妻役を、抑制された感受性を持って見事に演じきった。これは、そのセンセーショナルでスキャンダラスな研究を通じて、愛の“誠実”さを真に悟った夫婦の物語とも言える。
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定価: \3,990 販売価格: \2,963 人気ランキング: 22038位 おすすめ度: 発売日: 2006/03/30 発売元: 松竹 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
キンゼイ博士の人生映画が上映しているときの各広告やタイトルから、
セックスレポートについての変遷を描いた作品だと思っていましたが、
実際に見てみたら、レポートを著したキンゼイ博士についての
苦難を生涯を描く作品でした。
作品自体は決して悪くはないけれど、
広告やタイトルの出し方がずれていたんじゃないかなと思いました。
科学を信じたキンゼイ2004年にニューヨーク・タイムズでこの映画が話題になっているのを知った。
酒の上の会話やごく親しい者の間で交わされる性についての話題がどこまで客観性を持っているのか、常々疑問だった私は、性を科学の対象として「研究した」キンゼイの業績にすぐ興味を抱いた。(キンゼイはフロイトの学説を全く評価しなかった。)
映画が日本で上映される様子はなかったので、手始めにT.C.ボイルの小説“INNER CIRCLE”を読んだ。これが予想外に面白かったので、他に三冊ばかり評伝をアマゾンの洋書で買い、そのうち小説にも出てくるキンゼイのインナー・サークルの一人W.B.ポメロイが書いた”Dr. KINSEY AND THE INSTISUTE FOR SEX RESEARCH”(古本)を読んだ。
キンゼイ・レポートの男性版、女性版も古書で手に入れた。
キンゼイ・レポートの最新版も買ってみた。
マスターズ&ジョンソンの“HUMAN SEXUAL RESPONSE”(古書)が届いたところで、興味が他に移ってしまった。
予約して置いたDVDを先日見た。
予備知識なしに見る人に、この早い展開で彼の人生と業績が伝わるのか、すこし不安を覚えている。
この映画はキンゼイの要約にすぎない。入門にすぎない。映画の一場面一場面の背後に、もっと興味津々の事実がある。
彼の時代とは逆に、現代では性の重要性を叫ぶ者が目に付き、それはそれで何か胡散臭い。パラダイムと化した「科学」をキンゼイのように信じることはできないかもしれないが、誰か第二のキンゼイを知らないか。
ニーソンとリニーの名演が光る“愛”についての“誠実”な物語。1940年代のアメリカで、人間の“性”についての衝動、嗜好、行為の実態を精緻かつ赤裸々に調査、研究し、センセーショナルな話題をさらった「キンゼイ・レポート」の作者であるアルフレッド・キンゼイの生涯を映画化。当時の保守的で宗教的倫理観からすると、その研究が異端視されたことは想像に難くないが、リーアム・ニーソンの入魂の演技が、情熱的で、時にファナティック、そして、人々の好奇と偏見の目に感情を高ぶらせるこの孤高の学者を、探究心と使命感のある人物像として、説得力あるものにした。ニーソンは、「SW」、「バットマンビギンズ」、「マイケル・コリンズ」、そして「シンドラーのリスト」と、人間臭いカリスマ的役柄が、本当に良く似合う。そして、そのニーソンをも上廻ると思えるのがローラ・リニーで、学究心極まり、変人扱いされていくキンゼイを暖かく支える“優しさ”と、夫の弟子との姦通にショックを受けながらも、それを受けとめ、自らも弟子と行為を行い、後世で、その出来事が夫婦間の倦怠期を救ったと言い切れる“強さ”を併せ持った妻役を、抑制された感受性を持って見事に演じきった。これは、そのセンセーショナルでスキャンダラスな研究を通じて、愛の“誠実”さを真に悟った夫婦の物語とも言える。