めぐりあう時間たち
めぐりあう時間たち
めぐりあう時間たちを観た人の感想
めぐりあう時間たち を見て
3人の女性の人生観が、平行するような形で話が進んでいく。
一見、何も関連がないかのように話が進んでいくが、
各人の悲喜劇が相互に入り乱れていく。
持続的な話の展開が続き、
常に息を呑む話が続く。
最初から最後まで山も谷もないところに
非常にシュールな感を受けた。
最後もあやふやな展開で締めくっており、
観客の価値観による解釈で評価が非常に分かれる感じた。
今生きている人生は・・・自分にとって本物なんだろうか?
今生きている人生は・・・自分にとって本物なんだろうか?
そんなことをふと突きつけてくるのがこの作品ですね。
…と、ボクは感じるのですが、 そんな捉え方でいいでしょうか?
幸せっていうのは、実に相対的なもの
何によって・・どのように 幸福でいられるのか?
それは些細なことである場合も、 もっと大きなことであることも・・・
それを求めて選んだ決定も、 必ず望んだ幸福をもたらすとは限らない・・
でもそれをどう見るかでもまた人生は変わってくる・・・
劇中の人物たちのとる行動に共感するのも批判するのも自由だ・・・
でも・・そもそも彼女たちの人生を生きているわけではない他人であるボクには、
ああ・・そうなんだ・・と、そこにいる人を受け止めること以外は
思い上がりというものになるんだろう・・・
見た人がいたら印象を聞きたくなる作品ですね。
凝縮された時の奥行き。エントロピーの果ての無風。
優しさも重荷になる。贅沢だが不均衡な愛の本性はままならない。鳥の骸を見て「平和そうね」と言った姪の言
葉がヴァージニアの心を穿つ。人生の真理を抉る心に残る瞬間。特に好きな場面はリッチモンドのプラットホー
ム。ロンドン行きの列車を待つヴァージニアを夫のレナードが追う。連れ帰ろうとするレナードと拒むヴァージ
ニアの声を荒げた悶着のあと、「リッチモンドでの生活と死のどちらかを選ぶなら、私は死を選びたい」と半ば
捨て台詞のヴァージニア。報われぬ思いを噛みしめるように「では、ロンドンへ戻ろう」レナードは呟く。それ
を受けふっと頑なな心がほどけるように、ヴァージニアの何とも優しげな表情。「お腹が空かないか?」という
問いかけに微笑んで、「ええ。帰りましょう…人生から逃げていても平安は得られはしないもの」。二人は人混
みに紛れるように家路につく。この映画でニコールは、ヴァージニア・ウルフになりきる特殊メイクを施し、我
我がよく目にする彼女とは別人に映る。別人格を獲得するために偽造された風貌だが誠に精神美に溢れている。
メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアと演技力は折り紙付きの女優たちが異なる時代のヒロインに扮し、競
演が話題を集めたが、ドラマの描線はその道具立てに見合う重厚さを備えた。少年リチャードが母を見つめる視
線にも注目したい。ヴァージニアの姪の少女も然りだが、鋭敏な感性と優れた洞察を備えた存在として子供を捉
えた映画は信頼に足るものが多い。逃げ水のように見えていた青春の輝き。人生はいつ収縮に転じたか。人を生
に繋ぎ止める瞬間こそが同時に絶望へといざなう。ノスタルジーが呼び覚ます誇りと色褪せた夢の終焉の狭間で
苦悩する人間の根源的悲哀。時間軸に沿うそれぞれの今を起点の「合わせ鏡」。不吉な言い伝えがまとわりつく
午前零時のそれのように、見てはならぬ場所を見つめるのが人の本性であり宿命なのか。
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定価: \2,500 販売価格: \2,500 人気ランキング: 9973位 おすすめ度: 発売日: 2005/11/25 発売元: 角川エンタテインメント 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
めぐりあう時間たち を見て3人の女性の人生観が、平行するような形で話が進んでいく。
一見、何も関連がないかのように話が進んでいくが、
各人の悲喜劇が相互に入り乱れていく。
持続的な話の展開が続き、
常に息を呑む話が続く。
最初から最後まで山も谷もないところに
非常にシュールな感を受けた。
最後もあやふやな展開で締めくっており、
観客の価値観による解釈で評価が非常に分かれる感じた。
今生きている人生は・・・自分にとって本物なんだろうか?今生きている人生は・・・自分にとって本物なんだろうか?
そんなことをふと突きつけてくるのがこの作品ですね。
…と、ボクは感じるのですが、 そんな捉え方でいいでしょうか?
幸せっていうのは、実に相対的なもの
何によって・・どのように 幸福でいられるのか?
それは些細なことである場合も、 もっと大きなことであることも・・・
それを求めて選んだ決定も、 必ず望んだ幸福をもたらすとは限らない・・
でもそれをどう見るかでもまた人生は変わってくる・・・
劇中の人物たちのとる行動に共感するのも批判するのも自由だ・・・
でも・・そもそも彼女たちの人生を生きているわけではない他人であるボクには、
ああ・・そうなんだ・・と、そこにいる人を受け止めること以外は
思い上がりというものになるんだろう・・・
見た人がいたら印象を聞きたくなる作品ですね。
凝縮された時の奥行き。エントロピーの果ての無風。優しさも重荷になる。贅沢だが不均衡な愛の本性はままならない。鳥の骸を見て「平和そうね」と言った姪の言
葉がヴァージニアの心を穿つ。人生の真理を抉る心に残る瞬間。特に好きな場面はリッチモンドのプラットホー
ム。ロンドン行きの列車を待つヴァージニアを夫のレナードが追う。連れ帰ろうとするレナードと拒むヴァージ
ニアの声を荒げた悶着のあと、「リッチモンドでの生活と死のどちらかを選ぶなら、私は死を選びたい」と半ば
捨て台詞のヴァージニア。報われぬ思いを噛みしめるように「では、ロンドンへ戻ろう」レナードは呟く。それ
を受けふっと頑なな心がほどけるように、ヴァージニアの何とも優しげな表情。「お腹が空かないか?」という
問いかけに微笑んで、「ええ。帰りましょう…人生から逃げていても平安は得られはしないもの」。二人は人混
みに紛れるように家路につく。この映画でニコールは、ヴァージニア・ウルフになりきる特殊メイクを施し、我
我がよく目にする彼女とは別人に映る。別人格を獲得するために偽造された風貌だが誠に精神美に溢れている。
メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアと演技力は折り紙付きの女優たちが異なる時代のヒロインに扮し、競
演が話題を集めたが、ドラマの描線はその道具立てに見合う重厚さを備えた。少年リチャードが母を見つめる視
線にも注目したい。ヴァージニアの姪の少女も然りだが、鋭敏な感性と優れた洞察を備えた存在として子供を捉
えた映画は信頼に足るものが多い。逃げ水のように見えていた青春の輝き。人生はいつ収縮に転じたか。人を生
に繋ぎ止める瞬間こそが同時に絶望へといざなう。ノスタルジーが呼び覚ます誇りと色褪せた夢の終焉の狭間で
苦悩する人間の根源的悲哀。時間軸に沿うそれぞれの今を起点の「合わせ鏡」。不吉な言い伝えがまとわりつく
午前零時のそれのように、見てはならぬ場所を見つめるのが人の本性であり宿命なのか。