バッド・エデュケーション
バッド・エデュケーション
バッド・エデュケーションを観た人の感想
一級の芸術作品
やはりアルモドバルはすごい。
彼の映画は好き嫌いが分かれるかもしれないが、私は好き。
人間の心の奥底の悲しさや残酷さ不条理さをあますとこなく、日常に置き換えさりげなく引き出している。
フェレ演じるエンリケのアンヘル(ガエル)を見る、疑いながらもその魅力を拒絶できない苦悩とどんどんそこから抜け出せなくなる目。
アンヘルの体は許しても心は許していない冷たい瞳、そして決して心も体も女ではない不安定感とそこから来る隠微なまでの美しさ。
語られる過去の少年たちの残酷なまでの清純さと対比するような醜い大人の世界など、それらの人物の描写や、過去と現在の交差が絶妙、又俳優の演技も見事で心理サスペンスとしてもよく出来ている。
又、アルモドバル監督の作品の美術も非常に興味深い。
例えばタイトルバックの独創性、大道具や小道具の選び方やその色遣いなど細部にわたって計算しつくされている。
アルモドバル監督はピカソみたいにその時代によって好みの色遣いが変わるが、この映画ではかなり多色の色を使っているので、彼自身の変化を見るのも楽しい。
又DVDの特典として副音声でアルモドバル監督による解説がついてくる。
これを聞けば、この映画への理解、彼がこだわった事、音楽や美術、衣装のアイディアについて、彼の狙いやテーマ、そして独創的ともいえるこの映画が、映画の基本に基づいて制作されているのがわかる。
蛇足だが、解説にはアルモドバルの個人的な俳優への評価があり、それによるとガエルが「メキシコのジュリア・ロバーツ」フェレがレイフ・ファインズに似ているといっていたり、それは微妙(?)ではあるが、彼がどのような感情で俳優たちを見守っていたのかがよくわかる。
そして最後に結んだ言葉ーPASIONーこの言葉は「情熱」というより「愛」と理解したい。
愛と憎しみが交差する複雑なストーリーです
映画監督エンリケの所に脚本を持ち込んできた元親友イグナシオを名乗る青年。
二人の過去をベースにした内容で、俳優志望のイグナシオはサハラという役を得るためにエンリケに取り入ろうとします。
彼は本当にイグナシオなのか、そして彼が持ち込んだ脚本「訪れ」に書かれていることは真実なのか、、、?
ガエル・ガルシア・ベルナルの演技が抜群にうまい!
美しい顔立ちで、アイドル路線をひた走りそうなイメージがあるのに、一癖も二癖もあるアルモドバル監督の映画に主演し、しかも相当な度胸を要する役柄。
彼は今後、ジョニー・デップのような俳優になっていくのではないか、と多いに期待させられます。
非常に凝った作りで、現在と過去、嘘と真実が幾重にも折り重なり、最後まで飽きさせない展開です。
鮮やか
アルモドバル作品のあの色彩がすごく好き。ストーリーもおもしろかったし、映像や構成もよかった。キャストではフェレ・マルチネスの演技が最高!でもその分ガエル・ガルシア・ベルナルの演技がイマイチに見えた・・・女装姿は妖艶で綺麗なんだけど、なんか薄っぺらい印象があって。でもイグナシオ(アンヘル)自体が薄っぺらい人物っぽいからあれでいいのかな。
|
定価: \3,990 販売価格: \3,072 人気ランキング: 9100位 おすすめ度: 発売日: 2005/11/25 発売元: アミューズソフトエンタテインメント 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
一級の芸術作品やはりアルモドバルはすごい。
彼の映画は好き嫌いが分かれるかもしれないが、私は好き。
人間の心の奥底の悲しさや残酷さ不条理さをあますとこなく、日常に置き換えさりげなく引き出している。
フェレ演じるエンリケのアンヘル(ガエル)を見る、疑いながらもその魅力を拒絶できない苦悩とどんどんそこから抜け出せなくなる目。
アンヘルの体は許しても心は許していない冷たい瞳、そして決して心も体も女ではない不安定感とそこから来る隠微なまでの美しさ。
語られる過去の少年たちの残酷なまでの清純さと対比するような醜い大人の世界など、それらの人物の描写や、過去と現在の交差が絶妙、又俳優の演技も見事で心理サスペンスとしてもよく出来ている。
又、アルモドバル監督の作品の美術も非常に興味深い。
例えばタイトルバックの独創性、大道具や小道具の選び方やその色遣いなど細部にわたって計算しつくされている。
アルモドバル監督はピカソみたいにその時代によって好みの色遣いが変わるが、この映画ではかなり多色の色を使っているので、彼自身の変化を見るのも楽しい。
又DVDの特典として副音声でアルモドバル監督による解説がついてくる。
これを聞けば、この映画への理解、彼がこだわった事、音楽や美術、衣装のアイディアについて、彼の狙いやテーマ、そして独創的ともいえるこの映画が、映画の基本に基づいて制作されているのがわかる。
蛇足だが、解説にはアルモドバルの個人的な俳優への評価があり、それによるとガエルが「メキシコのジュリア・ロバーツ」フェレがレイフ・ファインズに似ているといっていたり、それは微妙(?)ではあるが、彼がどのような感情で俳優たちを見守っていたのかがよくわかる。
そして最後に結んだ言葉ーPASIONーこの言葉は「情熱」というより「愛」と理解したい。
愛と憎しみが交差する複雑なストーリーです映画監督エンリケの所に脚本を持ち込んできた元親友イグナシオを名乗る青年。
二人の過去をベースにした内容で、俳優志望のイグナシオはサハラという役を得るためにエンリケに取り入ろうとします。
彼は本当にイグナシオなのか、そして彼が持ち込んだ脚本「訪れ」に書かれていることは真実なのか、、、?
ガエル・ガルシア・ベルナルの演技が抜群にうまい!
美しい顔立ちで、アイドル路線をひた走りそうなイメージがあるのに、一癖も二癖もあるアルモドバル監督の映画に主演し、しかも相当な度胸を要する役柄。
彼は今後、ジョニー・デップのような俳優になっていくのではないか、と多いに期待させられます。
非常に凝った作りで、現在と過去、嘘と真実が幾重にも折り重なり、最後まで飽きさせない展開です。
鮮やかアルモドバル作品のあの色彩がすごく好き。ストーリーもおもしろかったし、映像や構成もよかった。キャストではフェレ・マルチネスの演技が最高!でもその分ガエル・ガルシア・ベルナルの演技がイマイチに見えた・・・女装姿は妖艶で綺麗なんだけど、なんか薄っぺらい印象があって。でもイグナシオ(アンヘル)自体が薄っぺらい人物っぽいからあれでいいのかな。