十二夜
十二夜
十二夜を観た人の感想
イモジェン・スタッブスの美青年ぶりに感心
イモジェン・スタッブスは、ジョン・キューザックらの政治ドラマ「トゥルー・カラーズ」くらいしか知らないのですが、「十二夜」とはだいぶ違う感じだったような。
ベン・キングスレーはいい顔してるなあ。しかし、戯曲を読んだときは、道化というくらいだから、もっとあからさまにピエロみたいな扮装かと思ったら普通の服装なのでビックリした。戯曲を読んでない人には、映像だけ見てたら、これが道化だということは分からないのでは?
原作読んだときも思ったけど、マルヴァリオはたしかにイヤな奴だけど、あそこまでの仕打ちを受けなくてはならない理由がよく分からない。みんな意地悪すぎ(笑)
マライアは、原作読んだときの脳内イメージでは、お姫様や双子の妹が宝塚風あるいは昔の少女漫画風のおめめパッチリ睫毛バッサ?って感じの風貌なのと対照的な、小顔長身、顔は地味だけどモデル体型のクールな女性をイメージしてたので、あんなオバサンだったことにビックリ。お笑い担当の二人組(サー・トゥービーら)はほぼイメージどおりだった(笑)
オーシノウ公やアントニオは影が薄くて、他のエピソードが進行中に、どんな顔してたか忘れちゃうのは困ったものだ。
全体的に長すぎるんじゃ?この内容なら1時間半くらいでタイトにまとめたほうがいいと思うな?。
シェイクスピアはこんなに楽しい!
「十二夜」は「ハムレット」とほぼ同時に書かれた、シェイクスピアの最高傑作の一つ。「ロマンチック・コメディー」という新しいジャンルを創始した記念碑的な古典作品でもある。船が難破して異国に流れ着いた女の子が、一緒に遭難した双子の兄を悲しむあまり、寸分たがわぬ兄の姿に男装する。するとその美しさに、何と異国のお姫様が一目惚れ。宝塚風のたわいもないお伽話なのだが、そこでは、ドタバタ喜劇と限りなく切ない恋物語が、絶妙のバランスを保って展開する。しかもその科白は、シェイクスピア全作品中もっとも詩的で美しい、言語表現の奇蹟というべき作品なのだ。この映画では、オリヴィア姫を演じるボナム・カーターのフェミニンな魅力と、難破船の女の子ヴァイオラ役のイマジェン・スタッブスの内省的な芯の強さが光っている。ホーソンやキングスレーといった男優陣も、イギリス最高の名優たちだ。ハムレットもヴァイオラも、ともに自己を隠して、狂気や異性という「他者」を生きる。二人は自己の外部にいながら、しかし決して自己を失わない。この試練に耐えるとき、われわれ人間の散文的な人生は芸術に変わる。シェイクスピアが女の子のお伽話の中に垣間見せるのは、「自由と美の同一性」という我々の最高の夢なのである。
ハッピーエンドと少しの苦い味
ストーリーはわかりやすいですし、魅力的な俳優さんたちが出演しています。
ボナム・カーター(オリヴィア役)はとてもキレイで、チャーミング。
ベン・キングズレー(道化役)は、すべてを見透かすような知的な存在感がありました。
それに、双子の兄妹がそっくりのキャスティングなので、最後に兄妹が同時に出演する場面にも違和感がありません。ただし、執事を叔父のサー・トービーが騙してからかう場面など
(シェイクスピアの時代には、笑いの場面だったのかもしれませんが)、
現代の感覚で見ると、やりすぎで、後味が悪いおふざけだと感じます。
驚きの楽しいハッピーエンドの展開となりますが、どこかに苦い味が残ります。それも、十二夜の一つの味なのでしょう。
|
定価: \2,625 販売価格: \2,625 人気ランキング: 6212位 おすすめ度: 発売日: 2005/06/24 発売元: 東北新社 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
イモジェン・スタッブスの美青年ぶりに感心イモジェン・スタッブスは、ジョン・キューザックらの政治ドラマ「トゥルー・カラーズ」くらいしか知らないのですが、「十二夜」とはだいぶ違う感じだったような。
ベン・キングスレーはいい顔してるなあ。しかし、戯曲を読んだときは、道化というくらいだから、もっとあからさまにピエロみたいな扮装かと思ったら普通の服装なのでビックリした。戯曲を読んでない人には、映像だけ見てたら、これが道化だということは分からないのでは?
原作読んだときも思ったけど、マルヴァリオはたしかにイヤな奴だけど、あそこまでの仕打ちを受けなくてはならない理由がよく分からない。みんな意地悪すぎ(笑)
マライアは、原作読んだときの脳内イメージでは、お姫様や双子の妹が宝塚風あるいは昔の少女漫画風のおめめパッチリ睫毛バッサ?って感じの風貌なのと対照的な、小顔長身、顔は地味だけどモデル体型のクールな女性をイメージしてたので、あんなオバサンだったことにビックリ。お笑い担当の二人組(サー・トゥービーら)はほぼイメージどおりだった(笑)
オーシノウ公やアントニオは影が薄くて、他のエピソードが進行中に、どんな顔してたか忘れちゃうのは困ったものだ。
全体的に長すぎるんじゃ?この内容なら1時間半くらいでタイトにまとめたほうがいいと思うな?。
シェイクスピアはこんなに楽しい!「十二夜」は「ハムレット」とほぼ同時に書かれた、シェイクスピアの最高傑作の一つ。「ロマンチック・コメディー」という新しいジャンルを創始した記念碑的な古典作品でもある。船が難破して異国に流れ着いた女の子が、一緒に遭難した双子の兄を悲しむあまり、寸分たがわぬ兄の姿に男装する。するとその美しさに、何と異国のお姫様が一目惚れ。宝塚風のたわいもないお伽話なのだが、そこでは、ドタバタ喜劇と限りなく切ない恋物語が、絶妙のバランスを保って展開する。しかもその科白は、シェイクスピア全作品中もっとも詩的で美しい、言語表現の奇蹟というべき作品なのだ。この映画では、オリヴィア姫を演じるボナム・カーターのフェミニンな魅力と、難破船の女の子ヴァイオラ役のイマジェン・スタッブスの内省的な芯の強さが光っている。ホーソンやキングスレーといった男優陣も、イギリス最高の名優たちだ。ハムレットもヴァイオラも、ともに自己を隠して、狂気や異性という「他者」を生きる。二人は自己の外部にいながら、しかし決して自己を失わない。この試練に耐えるとき、われわれ人間の散文的な人生は芸術に変わる。シェイクスピアが女の子のお伽話の中に垣間見せるのは、「自由と美の同一性」という我々の最高の夢なのである。
ハッピーエンドと少しの苦い味ストーリーはわかりやすいですし、魅力的な俳優さんたちが出演しています。
ボナム・カーター(オリヴィア役)はとてもキレイで、チャーミング。
ベン・キングズレー(道化役)は、すべてを見透かすような知的な存在感がありました。
それに、双子の兄妹がそっくりのキャスティングなので、最後に兄妹が同時に出演する場面にも違和感がありません。ただし、執事を叔父のサー・トービーが騙してからかう場面など
(シェイクスピアの時代には、笑いの場面だったのかもしれませんが)、
現代の感覚で見ると、やりすぎで、後味が悪いおふざけだと感じます。
驚きの楽しいハッピーエンドの展開となりますが、どこかに苦い味が残ります。それも、十二夜の一つの味なのでしょう。