エレファント デラックス版
エレファント デラックス版
エレファント デラックス版を観た人の感想
壊れた映画こそが、今ふさわしい
かなり奇妙な語り口の映画です。話は同じところを少しづつ角度を変えながら何度もトレースする。ピントの深度が極端に浅くちょっと遠いところの映像はぼやけてしまっている。近くの音はクリアなのに遠くの音はざわめきのようにしか響いてこない。極端に奥行きが無く、物語を俯瞰で語る事を徹底的に避けた語り口になっているのです。
ガス・ヴァン・サント監督はきちんとした映画(たいていのハリウッド映画のような起承転結のあるドラマ)を作るつもりはさらさら無かったようです。想像するに、彼は今のアメリカ社会が弱いものを徹底的に排除する無慈悲なものであることに、そしてそんな社会がどんな邪悪な人間を産み出すかについて、深い恐怖心を持っているようです。そんな彼にとって均整のとれた映画などおよびではない。歪んで壊れた映画こそが今にふさわしいものに思われたのでしょう。
カタストロフィの到来と悪の誕生を描くこの映画のヴィジョンはかなり終末的・反アメリカ的なものです。どこにでもある学園生活が黒い暗雲に包まれていく様は圧倒的に不穏ですが、それでも多くの美しいシーンが存在します。特に、あの二人がシャワーを浴びて車で学校に向うまでの哀切さは胸をつきます。
眠い、こんなに中身の無い映画は始めて!
ただ淡々と映像が流れていくだけで、
被害者や容疑者の人間性の心情がまったく表現されていない、
見ていてまったく心の変化がないまま2時間がおわった。
映画というには乏しかったですm(_ _)m。
被害者には日常には失ってはならない大切な生活があり、
それとは相対して、
親族や被害者・犠牲者からすると、容疑者はまったくの悪、、
人間は深い生き物で、生まれたときに障害でもない限り
様々な心情の葛藤があるから時に尋常でない行動をとったりもする、
「なぜ被害者は殺害されたのか?、なぜ容疑者は殺害したのか?」については
まったく内面が表現されていなく、
「生れつき心の無い無能な容疑者が、小さな少年が蟻を殺すかのごとく銃を乱射し殺害した」
だけ、という印象を強く表現しようとしすぎて偏ってい、
何も感じない映画になってしまっている。
リアルでとても深い余韻を残す作品です。
コロンバイン高校の銃撃事件をモチーフにした作品。
登場人物ごとに独特のカメラワークで、ごく普通の高校生の日常を映し出し、
それが登場人物をとてもリアルに感じさせてくれる。
この作品では事件の「理由」は示されない。
ただ、起こったことを淡々と登場人物それぞれの視点から描いているだけ。
だからこそ、今まで味わったことのないような不思議な感覚に陥り、かつ深い余韻を残す。
そして、誰だって彼らになりうるという少しの恐怖感も味わった。
この事件が起こったときはマリリン・マンソンとかが槍玉にあげられたわけだけど
それはメディアが「理由」を追い求めて、そこに押し付けてしまっただけで、
「答え」はそこにはない。
あと、劇中で流れる「月光のソナタ」とラストの「エリーゼのために」がとても印象的だった。
こんなに心に響いてくる「月光のソナタ」と「エリーゼのために」はここでしか聴けないと思う。
ちなみにタイトルの「エレファント」とは「皆が見て見ぬフリをする」ということを表す
「リビング・ルームにいる象」という英語の言い回しからきているそうです。
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定価: \3,990 販売価格: \3,990 人気ランキング: 13909位 おすすめ度: 発売日: 2004/12/03 発売元: ジェネオン エンタテインメント 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
壊れた映画こそが、今ふさわしいかなり奇妙な語り口の映画です。話は同じところを少しづつ角度を変えながら何度もトレースする。ピントの深度が極端に浅くちょっと遠いところの映像はぼやけてしまっている。近くの音はクリアなのに遠くの音はざわめきのようにしか響いてこない。極端に奥行きが無く、物語を俯瞰で語る事を徹底的に避けた語り口になっているのです。
ガス・ヴァン・サント監督はきちんとした映画(たいていのハリウッド映画のような起承転結のあるドラマ)を作るつもりはさらさら無かったようです。想像するに、彼は今のアメリカ社会が弱いものを徹底的に排除する無慈悲なものであることに、そしてそんな社会がどんな邪悪な人間を産み出すかについて、深い恐怖心を持っているようです。そんな彼にとって均整のとれた映画などおよびではない。歪んで壊れた映画こそが今にふさわしいものに思われたのでしょう。
カタストロフィの到来と悪の誕生を描くこの映画のヴィジョンはかなり終末的・反アメリカ的なものです。どこにでもある学園生活が黒い暗雲に包まれていく様は圧倒的に不穏ですが、それでも多くの美しいシーンが存在します。特に、あの二人がシャワーを浴びて車で学校に向うまでの哀切さは胸をつきます。
眠い、こんなに中身の無い映画は始めて!ただ淡々と映像が流れていくだけで、
被害者や容疑者の人間性の心情がまったく表現されていない、
見ていてまったく心の変化がないまま2時間がおわった。
映画というには乏しかったですm(_ _)m。
被害者には日常には失ってはならない大切な生活があり、
それとは相対して、
親族や被害者・犠牲者からすると、容疑者はまったくの悪、、
人間は深い生き物で、生まれたときに障害でもない限り
様々な心情の葛藤があるから時に尋常でない行動をとったりもする、
「なぜ被害者は殺害されたのか?、なぜ容疑者は殺害したのか?」については
まったく内面が表現されていなく、
「生れつき心の無い無能な容疑者が、小さな少年が蟻を殺すかのごとく銃を乱射し殺害した」
だけ、という印象を強く表現しようとしすぎて偏ってい、
何も感じない映画になってしまっている。
リアルでとても深い余韻を残す作品です。コロンバイン高校の銃撃事件をモチーフにした作品。
登場人物ごとに独特のカメラワークで、ごく普通の高校生の日常を映し出し、
それが登場人物をとてもリアルに感じさせてくれる。
この作品では事件の「理由」は示されない。
ただ、起こったことを淡々と登場人物それぞれの視点から描いているだけ。
だからこそ、今まで味わったことのないような不思議な感覚に陥り、かつ深い余韻を残す。
そして、誰だって彼らになりうるという少しの恐怖感も味わった。
この事件が起こったときはマリリン・マンソンとかが槍玉にあげられたわけだけど
それはメディアが「理由」を追い求めて、そこに押し付けてしまっただけで、
「答え」はそこにはない。
あと、劇中で流れる「月光のソナタ」とラストの「エリーゼのために」がとても印象的だった。
こんなに心に響いてくる「月光のソナタ」と「エリーゼのために」はここでしか聴けないと思う。
ちなみにタイトルの「エレファント」とは「皆が見て見ぬフリをする」ということを表す
「リビング・ルームにいる象」という英語の言い回しからきているそうです。