鏡【デジタル完全復元版】
鏡【デジタル完全復元版】
鏡【デジタル完全復元版】を観た人の感想
心にあるものを掬い上げてもらうこと
タルコフスキーの作品の中でも もっとも物語性が薄く 従い もっとも映像美に訴えてくる作品。物語がない分 見る人に解釈の自由を齎し 結果として 「最も好きなタルコフスキー映画」であると 多くの人に言わせる傑作だ。
風、雨、火、土、草
この映画の主役は彼らである。我々が普段見慣れている「彼ら」が タルコフスキーの手に掛かると 驚くほどの 艶かしさと 美しさを帯びてくる。
しかも 「この風景は かつて見た事があるな」という既視感を伴う点で 「親近感」すら覚える。
実際にタルコフスキーが描き出す風景を僕らが見たかどうかは この際関係ない。大事なのは 僕らが心の中に持っている 風、雨、火、土、草をタルコフスキーが 掬い上げている点にある。その意味で 人によっては この映画は「自分探し」の体験になるのではないだろうか。
タルコフスキーは寡作な映像詩人だった。旧ソ連で 製作や公開も ままならない時期も長かったと聞く。彼が夭折した今から見て そんな彼の不遇の時期は 20世紀の映画芸術にとっても 不幸だったと思う一方、 そんな不遇が 彼の異常な集中力を生み出し 結果として 寡作ながらも 見事な傑作作品群を生んだのかもしれない。
彼の没後20年近くなった今 僕らは そう自分を慰めるしかないのかもしれない。
これこそ『映画』
草原を吹き抜けていく風
水の表現力について言及されることの多いタルコフスキーですがこの作品においてはなんと言ってもこの風でしょう。このような絵を撮れる人がいたことにただただ感謝するばかりです。私の場合、この作品を何度も見るのはこのカット見たさというのが大部分を占めます。
DVDの映像に満足がいかずたいていはビデオで映画は見ますが、この賞品にはとても満足できました。ぜひコレクションに加えて何度でもこの幻想の世界に酔いしれましょう!
「素晴らしい才能」をみれる映画
とにかく映像美にまず圧倒されます。静かで重厚で叙情的な主人公の生活(過去と現在の交錯する)描写
。心の最も深い部分から映像を媒介にイメージがわきあがってきます。
そして何より終盤の表現がすごい。映画でしか出来ない表現です。
畳み掛けるような(適切な表現が思いつかず、このような言い方になってしまいますが)鏡の表現。これには圧倒の一言です。映画の一つの表現の仕方の極み(私は感動のあまり、しばらくうまく喋れなくなったほどです)。是非手元においておきたい作品です。
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定価: \4,935 販売価格: \4,935 人気ランキング: 12182位 おすすめ度: 発売日: 2004/07/25 発売元: アイ・ヴィー・シー 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
心にあるものを掬い上げてもらうことタルコフスキーの作品の中でも もっとも物語性が薄く 従い もっとも映像美に訴えてくる作品。物語がない分 見る人に解釈の自由を齎し 結果として 「最も好きなタルコフスキー映画」であると 多くの人に言わせる傑作だ。
風、雨、火、土、草
この映画の主役は彼らである。我々が普段見慣れている「彼ら」が タルコフスキーの手に掛かると 驚くほどの 艶かしさと 美しさを帯びてくる。
しかも 「この風景は かつて見た事があるな」という既視感を伴う点で 「親近感」すら覚える。
実際にタルコフスキーが描き出す風景を僕らが見たかどうかは この際関係ない。大事なのは 僕らが心の中に持っている 風、雨、火、土、草をタルコフスキーが 掬い上げている点にある。その意味で 人によっては この映画は「自分探し」の体験になるのではないだろうか。
タルコフスキーは寡作な映像詩人だった。旧ソ連で 製作や公開も ままならない時期も長かったと聞く。彼が夭折した今から見て そんな彼の不遇の時期は 20世紀の映画芸術にとっても 不幸だったと思う一方、 そんな不遇が 彼の異常な集中力を生み出し 結果として 寡作ながらも 見事な傑作作品群を生んだのかもしれない。
彼の没後20年近くなった今 僕らは そう自分を慰めるしかないのかもしれない。
これこそ『映画』草原を吹き抜けていく風
水の表現力について言及されることの多いタルコフスキーですがこの作品においてはなんと言ってもこの風でしょう。このような絵を撮れる人がいたことにただただ感謝するばかりです。私の場合、この作品を何度も見るのはこのカット見たさというのが大部分を占めます。
DVDの映像に満足がいかずたいていはビデオで映画は見ますが、この賞品にはとても満足できました。ぜひコレクションに加えて何度でもこの幻想の世界に酔いしれましょう!
「素晴らしい才能」をみれる映画とにかく映像美にまず圧倒されます。静かで重厚で叙情的な主人公の生活(過去と現在の交錯する)描写
。心の最も深い部分から映像を媒介にイメージがわきあがってきます。
そして何より終盤の表現がすごい。映画でしか出来ない表現です。
畳み掛けるような(適切な表現が思いつかず、このような言い方になってしまいますが)鏡の表現。これには圧倒の一言です。映画の一つの表現の仕方の極み(私は感動のあまり、しばらくうまく喋れなくなったほどです)。是非手元においておきたい作品です。