ルキーノ・ヴィスコンティ DVD-BOX2 3枚組 ( イノセント / ルードウィヒ 完全復元版 / 熊座の淡き星影 )
ルキーノ・ヴィスコンティ DVD-BOX2 3枚組 ( イノセント / ルードウィヒ 完全復元版 / 熊座の淡き星影 )
ルキーノ・ヴィスコンティ DVD-BOX2 3枚組 ( イノセント / ルードウィヒ 完全復元版 / 熊座の淡き星影 )を観た人の感想
突き落とす
ヴィスコンティの映画が好きなのはけちくさくないからです。けちくさくないというのはその豪華絢爛たるセットとか、衣装とかの物理的な面もあるけれど、精神がけちくさくない。彼の映画を見ると、ルードウイヒにせよ、イノセントにせよ、かの山猫にせよ、貴族階級という山のてっぺんに座っている人間たちが落ちて行く有り様を、ものすごい高低差で描いていて、そのめくるめく落ち方には一種の爽快感さえある。この山のてっぺんをここまで描けたのは彼自身が別荘を7つ!もっている貴族であり、貴族の何たるかを骨の髄まで知りぬいていたからだし、そしてその落し方の徹底ぶりは、その貴族社会というものの欺瞞性を心の底から憎んでいたからでしょうね。この心理的振幅の大きさが画面一杯に広がっている。私たちがヴィスコンティの映画を見てうわー、と思うのはこの心理的スケール感というものがものすごく大きいと思う。それにしてもなぜこの3作品をまとめて売るのでしょう。バラで売ってはいけない理由でも?というわけで、星4つはその売り方に対して。(作品は星10個)これってけちくさいですか。
すばらしさを再認識・・しかしエリザベートの暗殺シーンがないのが残念です(ルードウィヒ)
最近、宝塚や東宝のミュージカル「エリザベート」を見てから
昔みたこの映画のエリザベートの姿が思い出され、
また見てみたくなりました。
うちのテレビの小さな画面で見るのはつらいですが、それでも、画面の豪華さ緻密さ、ドラマの重厚さに圧倒されます。
ロミー・シュナイダーの演じるエリザペート、
颯爽とした中に憂いを秘め、実際のエリザペートの姿を
彷彿とさせます。
エリザベートと妹ゾフィーが長い髪をたらして
語るシーン、実際にある
彼女たちの長い髪の肖像画から抜け出してきたようです。
エリザベートに対するルードウィヒのかなわぬ恋心が一番印象的でしたが、ワーグナーの妻コジマへのクリスマスプレゼントのシーン、
精神病をわずらった弟オットーとのかかわりなども
歴史の中にもぐりこんで旅をしているような気持ちにさせられます。
ただ、残念なのは、エリザベートが暗殺されたシーンがフラッシュバックのように現れるシーンが、なぜかないこと。
エリザベートの死に顔の美しさ、一瞬なだけに、とりわけ強烈な印象が
あったのに、なぜ、この完全版にはないのでしょうか?あのシーンももう一度見たかったのに・・・。
シナリオにも書いてあるシーンです。
劇場で完全版を見たときも、あったのに。どうしてなのでしょう?
それだけがとても残念です。
豪華絢爛たる王朝絵巻
本作(ルートヴィヒ)で使用されたセットのたぐいを、日本で展示された際に見たことがある。ルートヴィヒ王即位式の衣装など、実物を見ても精巧に出来ていると感心したものだが、映画の中で見るとことさらに美しく、まばゆい。
このような王朝様式の再現は、そこに籍を置いた者でなければなしえない、という気さえしてくる。ヴィスコンティならではというものだろう。
老いゆく者(ベニスに死す)、没落する者(夏の嵐)、破滅する者(地獄に堕ちた勇者ども)、そして狂いゆく者、である。悲劇とはかくも芸術的なのだ。
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定価: \16,380 販売価格: \12,816 人気ランキング: 12016位 おすすめ度: 発売日: 2003/12/20 発売元: 紀伊國屋書店 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
突き落とす ヴィスコンティの映画が好きなのはけちくさくないからです。けちくさくないというのはその豪華絢爛たるセットとか、衣装とかの物理的な面もあるけれど、精神がけちくさくない。彼の映画を見ると、ルードウイヒにせよ、イノセントにせよ、かの山猫にせよ、貴族階級という山のてっぺんに座っている人間たちが落ちて行く有り様を、ものすごい高低差で描いていて、そのめくるめく落ち方には一種の爽快感さえある。この山のてっぺんをここまで描けたのは彼自身が別荘を7つ!もっている貴族であり、貴族の何たるかを骨の髄まで知りぬいていたからだし、そしてその落し方の徹底ぶりは、その貴族社会というものの欺瞞性を心の底から憎んでいたからでしょうね。この心理的振幅の大きさが画面一杯に広がっている。私たちがヴィスコンティの映画を見てうわー、と思うのはこの心理的スケール感というものがものすごく大きいと思う。それにしてもなぜこの3作品をまとめて売るのでしょう。バラで売ってはいけない理由でも?というわけで、星4つはその売り方に対して。(作品は星10個)これってけちくさいですか。
すばらしさを再認識・・しかしエリザベートの暗殺シーンがないのが残念です(ルードウィヒ)最近、宝塚や東宝のミュージカル「エリザベート」を見てから
昔みたこの映画のエリザベートの姿が思い出され、
また見てみたくなりました。
うちのテレビの小さな画面で見るのはつらいですが、それでも、画面の豪華さ緻密さ、ドラマの重厚さに圧倒されます。
ロミー・シュナイダーの演じるエリザペート、
颯爽とした中に憂いを秘め、実際のエリザペートの姿を
彷彿とさせます。
エリザベートと妹ゾフィーが長い髪をたらして
語るシーン、実際にある
彼女たちの長い髪の肖像画から抜け出してきたようです。
エリザベートに対するルードウィヒのかなわぬ恋心が一番印象的でしたが、ワーグナーの妻コジマへのクリスマスプレゼントのシーン、
精神病をわずらった弟オットーとのかかわりなども
歴史の中にもぐりこんで旅をしているような気持ちにさせられます。
ただ、残念なのは、エリザベートが暗殺されたシーンがフラッシュバックのように現れるシーンが、なぜかないこと。
エリザベートの死に顔の美しさ、一瞬なだけに、とりわけ強烈な印象が
あったのに、なぜ、この完全版にはないのでしょうか?あのシーンももう一度見たかったのに・・・。
シナリオにも書いてあるシーンです。
劇場で完全版を見たときも、あったのに。どうしてなのでしょう?
それだけがとても残念です。
豪華絢爛たる王朝絵巻本作(ルートヴィヒ)で使用されたセットのたぐいを、日本で展示された際に見たことがある。ルートヴィヒ王即位式の衣装など、実物を見ても精巧に出来ていると感心したものだが、映画の中で見るとことさらに美しく、まばゆい。
このような王朝様式の再現は、そこに籍を置いた者でなければなしえない、という気さえしてくる。ヴィスコンティならではというものだろう。
老いゆく者(ベニスに死す)、没落する者(夏の嵐)、破滅する者(地獄に堕ちた勇者ども)、そして狂いゆく者、である。悲劇とはかくも芸術的なのだ。