25時 スペシャル・エディション
25時 スペシャル・エディション
25時 スペシャル・エディションを観た人の感想
リアルな「アメリカ」
麻薬の密売がバレたせいで25時間後までに刑務所へ入らなければならない男が、家族、親友、恋人、仕事仲間たちと最後の夜を過ごすアメリカの悲劇映画。
やりきれない思いのエドワード・ノートンはトイレの鏡の前で、街にいる連中全員に向かって、「おまえらみんなクズだ!」と叫ぶ。だが結局それはオレ自身に対するネガティヴィティの裏返しでしかない。。悪いのはオレだ。麻薬で儲けて、ああそう、そんなことはわかっている。。これからいく刑務所が地獄であるということも。
この映画には派手なドンパチもカーチェイスもない。あるのはただ圧倒的なリアリティを前にして為す術のない自分だけだ。猜疑、欺瞞、嘲笑、そして絶望。。どこまでいっても否定の塊だ。だがその抑えた演出が、逆に心根にグサグサと突き刺さる。
思いやりの言葉をかけてくれる親友。この日を最後に、もうオレに会うことも無いだろうけど。
やさしい恋人。でもこのオンナ、ただの金目当てだったかもしれない。垂れ込みに対する疑いがオレの頭から離れない。。
ぁぁもう時間なのか。親父の車で、刑務所へ。。ああ親父、これから先の人生って。。。。
友情、愛、仕事など、全てにおける信頼の意味を改めて思う。同時に、人生を生きるということも。「仕方がなかったんだ!」という仕事仲間の言い訳が、いやに心に引っかかる。
演技、映像、音楽、演出など、あらゆる面が上質。9.11後のNYを舞台に、社会派映画監督スパイク・リーが「アメリカ」を描いた傑作。
良い映画!!!
とても良作です。
この映画は、麻薬のディーラーであるモンティーは警察に捕まり7年の刑を受
けています。そして刑務所に収監されるまでの一日を描いた作品です。
7年の刑期の長さと、刑務所で受けるかもしれないレイプの恐怖に悩まされな
がらも、どうにか自分を保とうとする主人公が、映画の途中途中に時折顔をだ
す同時爆破テロの爪あと(消防士、ワールドトレードセンター跡地など)によ
って、テロの恐怖を抱きつつも生活を続けなければならないニューヨーカーと
ダブりました。
過去に戻ることが出来ないと解っている主人公は、無理なのは承知で、わずか
な未来への希望を夢見ながら刑務所へ向かって終わるのですが、人生において
あまりにも大きな後悔を抱えた主人公の気持ちは推し量る事は当事者でないと
皆無だと思います、しかしだからこそ言いようの無い虚無感を感じ、まるでど
うすることも出来ない主人公の友達の気持ちを垣間見る感じがしました。
なんか悲しくなってしまう話ですが、たった一つの誤りで一生後悔しつづける
というのは誰にでも有りえる事でもあり、「みんながこうしていることが幸せ
なのだ」みたいなセリフが素朴だが実に心に残りました。
映像もニューヨークの町並みがとても美しく、俳優陣も良いです。主人公が犬
をつれて歩く姿もとても素敵ですよ。お勧めです。
25時 スペシャル・エディション/スパイク・リー
多分4?5回近く見てる。
「収監まで、残り25時間。」
こういう状況になったことはないけど。
それでもヒシヒシと伝わる、残り時間への焦り、後悔や不安。
何より自分への怒り。
オープニングのグラウンド・ゼロと音楽のからみだけでも。
やられる。犬もかわいいし。
「人生を台無しにしやがって」
主役のモンティをとりまく彼女、幼馴染み、そして親。
モンティに対する、それぞれがそれぞれに抱える悲痛な思い。
どの立場で見ても自分を当てはめられる。
劇的に場面がコロコロ変わる映画ではないリアルな人間ドラマの場合、脚本は勿論のこと役者の演技力、音楽、監督が描く世界観が素晴らしいというのは絶対条件だと思う。
そうじゃないときっと途中で飽きてしまうから。
台詞の無いシーンにこそ、この映画の「味」が凝縮されている。名作とはきっとそういうものなのではないだろうか。
|
定価: \4,935 販売価格: \3,860 人気ランキング: 19006位 おすすめ度: 発売日: 2004/09/10 発売元: 角川エンタテインメント 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
リアルな「アメリカ」麻薬の密売がバレたせいで25時間後までに刑務所へ入らなければならない男が、家族、親友、恋人、仕事仲間たちと最後の夜を過ごすアメリカの悲劇映画。
やりきれない思いのエドワード・ノートンはトイレの鏡の前で、街にいる連中全員に向かって、「おまえらみんなクズだ!」と叫ぶ。だが結局それはオレ自身に対するネガティヴィティの裏返しでしかない。。悪いのはオレだ。麻薬で儲けて、ああそう、そんなことはわかっている。。これからいく刑務所が地獄であるということも。
この映画には派手なドンパチもカーチェイスもない。あるのはただ圧倒的なリアリティを前にして為す術のない自分だけだ。猜疑、欺瞞、嘲笑、そして絶望。。どこまでいっても否定の塊だ。だがその抑えた演出が、逆に心根にグサグサと突き刺さる。
思いやりの言葉をかけてくれる親友。この日を最後に、もうオレに会うことも無いだろうけど。
やさしい恋人。でもこのオンナ、ただの金目当てだったかもしれない。垂れ込みに対する疑いがオレの頭から離れない。。
ぁぁもう時間なのか。親父の車で、刑務所へ。。ああ親父、これから先の人生って。。。。
友情、愛、仕事など、全てにおける信頼の意味を改めて思う。同時に、人生を生きるということも。「仕方がなかったんだ!」という仕事仲間の言い訳が、いやに心に引っかかる。
演技、映像、音楽、演出など、あらゆる面が上質。9.11後のNYを舞台に、社会派映画監督スパイク・リーが「アメリカ」を描いた傑作。
良い映画!!!とても良作です。
この映画は、麻薬のディーラーであるモンティーは警察に捕まり7年の刑を受
けています。そして刑務所に収監されるまでの一日を描いた作品です。
7年の刑期の長さと、刑務所で受けるかもしれないレイプの恐怖に悩まされな
がらも、どうにか自分を保とうとする主人公が、映画の途中途中に時折顔をだ
す同時爆破テロの爪あと(消防士、ワールドトレードセンター跡地など)によ
って、テロの恐怖を抱きつつも生活を続けなければならないニューヨーカーと
ダブりました。
過去に戻ることが出来ないと解っている主人公は、無理なのは承知で、わずか
な未来への希望を夢見ながら刑務所へ向かって終わるのですが、人生において
あまりにも大きな後悔を抱えた主人公の気持ちは推し量る事は当事者でないと
皆無だと思います、しかしだからこそ言いようの無い虚無感を感じ、まるでど
うすることも出来ない主人公の友達の気持ちを垣間見る感じがしました。
なんか悲しくなってしまう話ですが、たった一つの誤りで一生後悔しつづける
というのは誰にでも有りえる事でもあり、「みんながこうしていることが幸せ
なのだ」みたいなセリフが素朴だが実に心に残りました。
映像もニューヨークの町並みがとても美しく、俳優陣も良いです。主人公が犬
をつれて歩く姿もとても素敵ですよ。お勧めです。
25時 スペシャル・エディション/スパイク・リー多分4?5回近く見てる。
「収監まで、残り25時間。」
こういう状況になったことはないけど。
それでもヒシヒシと伝わる、残り時間への焦り、後悔や不安。
何より自分への怒り。
オープニングのグラウンド・ゼロと音楽のからみだけでも。
やられる。犬もかわいいし。
「人生を台無しにしやがって」
主役のモンティをとりまく彼女、幼馴染み、そして親。
モンティに対する、それぞれがそれぞれに抱える悲痛な思い。
どの立場で見ても自分を当てはめられる。
劇的に場面がコロコロ変わる映画ではないリアルな人間ドラマの場合、脚本は勿論のこと役者の演技力、音楽、監督が描く世界観が素晴らしいというのは絶対条件だと思う。
そうじゃないときっと途中で飽きてしまうから。
台詞の無いシーンにこそ、この映画の「味」が凝縮されている。名作とはきっとそういうものなのではないだろうか。