そして誰もいなくなった
そして誰もいなくなった
そして誰もいなくなったを観た人の感想
そして誰かが生き残った。
アガサ・クリスティーの原作を「幽霊西へ行く」のルネ・クレール監督が映像化した傑作ミステリー。孤島インディアン島に集められたお互い名も知らぬ10人が童謡「10人のインディアン」の歌詞に合わせて一人ずつ殺害されていく。誰かが殺される度に10人のインディアンの置物がひとつずつ壊されていくという何とも不気味な物語だがあくまでミステリーであって、ホラーの要素はほとんどない。とにかく原作、演出、脚本が素晴らしい。これほどミステリーというものを体現している作品はない。ミステリー・ファンによるミステリー・ファンのための作品といえる。謎解きも楽しいのだが、劇中ひとりひとり殺害されていくたびに10人のインディアンの置物も何者かにひとつひとつ壊されていく、そのスリルとサスペンスは見事であり、ラスト2人になったときのスピーディーな展開は今観ても見応え十分だ。
原作とは異なる、あの有名な結末に注目!
この「そして誰もいなくなった」は、いうまでもなく、ミステリファンなら知らない人はいないとまで言われるほどの、アガサ・クリスティーの傑作中の傑作ミステリの映画化作品である。今、「知らない人はいない」と書いたが、実は、それは、あくまで1939年に出版された長編ミステリのことであり、あまり知られていないことだが、クリスティーは、この長編作を1943年に戯曲化しており、そこでは、あの有名な結末が変えられているのだ。1945年に公開されたこの映画は、この戯曲と同様の結末に改変されており、そういった意味では、原作を知る者であっても、どんな結末なのかとわくわくする期待感を持って、この映画に接することができるのではないだろうか。ちなみに、自伝によると、クリスティーは、「この作品を劇化することができたら、どんなにすばらしい物になるだろう」と考え、「原作の一ヵ所を変更することで完全にいい劇にできそうに思え」、改変したのがこの結末なのである。上演前は、みんなに「上演不可能」などと酷評されたらしいのだが、無事、上演にこぎつけることができ、その結末がこの映画にも取り入れられたというわけだ。クリスティーは、この戯曲について、「わたしの書いたもののどれよりも職人芸のすぐれたもの」で、「わたしを劇作家の道へ押し出してくれたのはこの作品であった」と語っており、この作品を契機に、以後、戯曲の執筆にはまっていくことになるのだ。なお、この作品は、さすがに超有名作だけあって、1987年にソ連で公開されたものを含め、何と五回も映画化されているのだが、現在、DVDで見ることができるのは、最も製作年の古いこの映画だけである。
そして誰もいなくなった
購入する際、画質が少し心配でしたが問題なく十分観られるものでした。
アガサ・クリスティの原作の良さとはまた別の映画的技巧の良さで素晴らしい作品になっていると思います。
また探偵小説好きには、探偵小説の意匠に溢れていてまさに絵に書いたような探偵小説といった感じでわくわくします。ただ、この映画に恐怖を求めてしまうと当てが外れてしまうかもしれません。どちらかというと独特のユーモアを楽しむべきもののように思います。
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定価: \5,040 販売価格: \5,040 人気ランキング: 4752位 おすすめ度: 発売日: 2003/09/25 発売元: ビデオメーカー 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
そして誰かが生き残った。アガサ・クリスティーの原作を「幽霊西へ行く」のルネ・クレール監督が映像化した傑作ミステリー。孤島インディアン島に集められたお互い名も知らぬ10人が童謡「10人のインディアン」の歌詞に合わせて一人ずつ殺害されていく。誰かが殺される度に10人のインディアンの置物がひとつずつ壊されていくという何とも不気味な物語だがあくまでミステリーであって、ホラーの要素はほとんどない。とにかく原作、演出、脚本が素晴らしい。これほどミステリーというものを体現している作品はない。ミステリー・ファンによるミステリー・ファンのための作品といえる。謎解きも楽しいのだが、劇中ひとりひとり殺害されていくたびに10人のインディアンの置物も何者かにひとつひとつ壊されていく、そのスリルとサスペンスは見事であり、ラスト2人になったときのスピーディーな展開は今観ても見応え十分だ。
原作とは異なる、あの有名な結末に注目!この「そして誰もいなくなった」は、いうまでもなく、ミステリファンなら知らない人はいないとまで言われるほどの、アガサ・クリスティーの傑作中の傑作ミステリの映画化作品である。今、「知らない人はいない」と書いたが、実は、それは、あくまで1939年に出版された長編ミステリのことであり、あまり知られていないことだが、クリスティーは、この長編作を1943年に戯曲化しており、そこでは、あの有名な結末が変えられているのだ。1945年に公開されたこの映画は、この戯曲と同様の結末に改変されており、そういった意味では、原作を知る者であっても、どんな結末なのかとわくわくする期待感を持って、この映画に接することができるのではないだろうか。ちなみに、自伝によると、クリスティーは、「この作品を劇化することができたら、どんなにすばらしい物になるだろう」と考え、「原作の一ヵ所を変更することで完全にいい劇にできそうに思え」、改変したのがこの結末なのである。上演前は、みんなに「上演不可能」などと酷評されたらしいのだが、無事、上演にこぎつけることができ、その結末がこの映画にも取り入れられたというわけだ。クリスティーは、この戯曲について、「わたしの書いたもののどれよりも職人芸のすぐれたもの」で、「わたしを劇作家の道へ押し出してくれたのはこの作品であった」と語っており、この作品を契機に、以後、戯曲の執筆にはまっていくことになるのだ。なお、この作品は、さすがに超有名作だけあって、1987年にソ連で公開されたものを含め、何と五回も映画化されているのだが、現在、DVDで見ることができるのは、最も製作年の古いこの映画だけである。
そして誰もいなくなった購入する際、画質が少し心配でしたが問題なく十分観られるものでした。
アガサ・クリスティの原作の良さとはまた別の映画的技巧の良さで素晴らしい作品になっていると思います。
また探偵小説好きには、探偵小説の意匠に溢れていてまさに絵に書いたような探偵小説といった感じでわくわくします。ただ、この映画に恐怖を求めてしまうと当てが外れてしまうかもしれません。どちらかというと独特のユーモアを楽しむべきもののように思います。