ストーカー
ストーカー
ストーカーを観た人の感想
真の映像美
本当に美しい世界。タルコフスキーの作品はどれも美しいが、この作品はまた格別だと思う。
針の先端のような繊細で鋭い感性が垣間見れる。セリフのないシーン、まどろみ…すべてが詩になっている。
しかしこのジャケは微妙かと。
あぁ・・・・
すごくいい。今のところ一番好きな映画だ。この映画は長い。しかし、いらない部分など無い。ホコリひとつ無い白木造りの家のように洗練された美。無会話部分が続く。しかし退屈では無い。哲学的。映像美。
あぁ・・・・タルコフスキー、大好きです。
ほんとうの望み
ゾーンという場所あるい知性や意志や物質に働きかける力をもった何かで満たされた知性体=空間。この最奥に一つの部屋がある。そこにたどり着くのは命がけであり、そこまでの道中で、人はその人間性を試され、明らかにされ、選別される。部屋へ行くには、しばしば回り道こそ近道であるという。また途中で引き返すことはできない。
幸いにもたどり着けたなら、部屋に入って越し方を想いおこすといい。そうすれば、ほんとうの望みがかなえられる。「ほんとうの」というのがミソだ。ある男は、亡くした弟に生き返ってほしいと思っていた。しかし、ゾーンから「娑婆」に戻ってきて、手にしたのは生き返った弟ではなく「大金」だった。男は自分に失望して自殺した。
タイトルの「ストーカー」。立ち入り禁止にされた「ゾーン」に密行させる案内人。しかし、ストーカー自身は、けっして部屋には入らない。なぜか。自分のほんとうの望みなんて知りたくもなければかなえてほしくもない作家と、ゾーンなんて破壊したい科学者。ストーカーの今回のお客はこの二人。なぜこの二人なのだろう。
「ほんとうの望み」。自分だったら何だろうかと考えて、はじめて気づいた。何一つない。もっと居心地のよい職場に移りたい、持病を治してほしい、自由にできるお金がほしい、悟りたい、etc。どれも「ほんとうの望み」ではない。むしろ「現実」こそが「ほんとうに望ましいもの」であるらしい。
ストーカーには足萎えの子どもがいる。白黒ではじまる映像は、ゾーンにきてカラーになり、「娑婆」に帰ってふたたび白黒になるが、なぜか足萎えの子どもだけはカラーで映る。
ゾーンについて、ストーカーについて、作家と科学者というコンビについて、子どもについて。あれこれ解釈はできるだろうけれど、解釈をしてしまっては、台無しにしそうでできない。
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定価: \6,090 販売価格: \6,090 人気ランキング: 15107位 おすすめ度: 発売日: 2002/12/16 発売元: アイ・ヴィー・シー 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
真の映像美本当に美しい世界。タルコフスキーの作品はどれも美しいが、この作品はまた格別だと思う。
針の先端のような繊細で鋭い感性が垣間見れる。セリフのないシーン、まどろみ…すべてが詩になっている。
しかしこのジャケは微妙かと。
あぁ・・・・すごくいい。今のところ一番好きな映画だ。この映画は長い。しかし、いらない部分など無い。ホコリひとつ無い白木造りの家のように洗練された美。無会話部分が続く。しかし退屈では無い。哲学的。映像美。
あぁ・・・・タルコフスキー、大好きです。
ほんとうの望みゾーンという場所あるい知性や意志や物質に働きかける力をもった何かで満たされた知性体=空間。この最奥に一つの部屋がある。そこにたどり着くのは命がけであり、そこまでの道中で、人はその人間性を試され、明らかにされ、選別される。部屋へ行くには、しばしば回り道こそ近道であるという。また途中で引き返すことはできない。
幸いにもたどり着けたなら、部屋に入って越し方を想いおこすといい。そうすれば、ほんとうの望みがかなえられる。「ほんとうの」というのがミソだ。ある男は、亡くした弟に生き返ってほしいと思っていた。しかし、ゾーンから「娑婆」に戻ってきて、手にしたのは生き返った弟ではなく「大金」だった。男は自分に失望して自殺した。
タイトルの「ストーカー」。立ち入り禁止にされた「ゾーン」に密行させる案内人。しかし、ストーカー自身は、けっして部屋には入らない。なぜか。自分のほんとうの望みなんて知りたくもなければかなえてほしくもない作家と、ゾーンなんて破壊したい科学者。ストーカーの今回のお客はこの二人。なぜこの二人なのだろう。
「ほんとうの望み」。自分だったら何だろうかと考えて、はじめて気づいた。何一つない。もっと居心地のよい職場に移りたい、持病を治してほしい、自由にできるお金がほしい、悟りたい、etc。どれも「ほんとうの望み」ではない。むしろ「現実」こそが「ほんとうに望ましいもの」であるらしい。
ストーカーには足萎えの子どもがいる。白黒ではじまる映像は、ゾーンにきてカラーになり、「娑婆」に帰ってふたたび白黒になるが、なぜか足萎えの子どもだけはカラーで映る。
ゾーンについて、ストーカーについて、作家と科学者というコンビについて、子どもについて。あれこれ解釈はできるだろうけれど、解釈をしてしまっては、台無しにしそうでできない。