道
道
道を観た人の感想
旅芸人の生き方
旅芸人の男は、助手の女を貧しい家族から買い、各地を回る。
女は自分が何をすべきかわからない。何のために生きているかわからない。
女はある芸人に、すべてのものは何かのための役に立つと教えられる。女は、自分は男の役に立つと思い、男についていく。
自分を認めてほしい女と、女心がわからない男の旅。
男は女の恩人を殺してしまう。女は気が狂う。男は役に立たなくなった女を捨てる。
数年後、捨てた女の末路を知り、男は孤独を知る。
男は女の生き甲斐になっていた、それは女の役に立っていた男の生き甲斐でもあった。
実は支え合った関係だった、それを失った男は、夜の砂浜に泣き崩れる。
素晴らしい映画
中学生の時に見て泣いて、二十数後に見て、また泣きました。素晴らしい映画だと思います。
「甘い生活」や「8 1/2」の味わいとは違う、ネオ・リアリズムの余韻を濃厚に残したフェリーニの傑作だと思います。
石ころの価値
フェリーニの映画は、どうもボクの性に合わないらしく
途中で寝ちまうのが多いのだが、これだけは違う。
好きな映画をあげてったら、おそらく10本の指に入る。 この映画の主人公、ザンパノ。
ただ力任せなだけの芸と、暴力と、酒と、身勝手さでしか
自分を守る術を知らなかった男。
それで守れないモノがあることを、どこかで解っていて
それでも他の方法を知らず、探そうともしなかった彼は
酔いどれ、道端で遠吠えのように呟く。
「オレは寂しくなんかない。独りでだって平気さ・・・。」 その呟きを連れて誰もいない夜の砂浜に漂い着いた彼は、
やがて惨めなボロ布みたいな絶望感に、生まれて初めて向き合う。 「すべてのものには価値があるのさ。
お前にも、このちっぽけな石ころにだって。
もしこの石ころに価値がないとすれば、すべて無価値さ。」 自信をなくしたジェルソミーナへ向けられたこの言葉は、
実はザンパノの、彼自身がいつも隅に押しやり踏みにじってきた
「疎ましい自分」というものに向けられていた言葉なのかもしれない。 そしてボクは、
この馬鹿で不器用な男がいつも気になってしょうがない。
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定価: \3,675 販売価格: \3,675 人気ランキング: 4939位 おすすめ度: 発売日: 2002/04/25 発売元: アイ・ヴィー・シー 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
旅芸人の生き方旅芸人の男は、助手の女を貧しい家族から買い、各地を回る。
女は自分が何をすべきかわからない。何のために生きているかわからない。
女はある芸人に、すべてのものは何かのための役に立つと教えられる。女は、自分は男の役に立つと思い、男についていく。
自分を認めてほしい女と、女心がわからない男の旅。
男は女の恩人を殺してしまう。女は気が狂う。男は役に立たなくなった女を捨てる。
数年後、捨てた女の末路を知り、男は孤独を知る。
男は女の生き甲斐になっていた、それは女の役に立っていた男の生き甲斐でもあった。
実は支え合った関係だった、それを失った男は、夜の砂浜に泣き崩れる。
素晴らしい映画中学生の時に見て泣いて、二十数後に見て、また泣きました。素晴らしい映画だと思います。
「甘い生活」や「8 1/2」の味わいとは違う、ネオ・リアリズムの余韻を濃厚に残したフェリーニの傑作だと思います。
石ころの価値フェリーニの映画は、どうもボクの性に合わないらしく
途中で寝ちまうのが多いのだが、これだけは違う。
好きな映画をあげてったら、おそらく10本の指に入る。 この映画の主人公、ザンパノ。
ただ力任せなだけの芸と、暴力と、酒と、身勝手さでしか
自分を守る術を知らなかった男。
それで守れないモノがあることを、どこかで解っていて
それでも他の方法を知らず、探そうともしなかった彼は
酔いどれ、道端で遠吠えのように呟く。
「オレは寂しくなんかない。独りでだって平気さ・・・。」 その呟きを連れて誰もいない夜の砂浜に漂い着いた彼は、
やがて惨めなボロ布みたいな絶望感に、生まれて初めて向き合う。 「すべてのものには価値があるのさ。
お前にも、このちっぽけな石ころにだって。
もしこの石ころに価値がないとすれば、すべて無価値さ。」 自信をなくしたジェルソミーナへ向けられたこの言葉は、
実はザンパノの、彼自身がいつも隅に押しやり踏みにじってきた
「疎ましい自分」というものに向けられていた言葉なのかもしれない。 そしてボクは、
この馬鹿で不器用な男がいつも気になってしょうがない。