ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版を観た人の感想
家族の絆、姉妹の絆
後半、ジャクリーヌは見舞いに来た母と父に
一見理不尽に切れるし
どんなに体が衰えても心身で頼りにすることは全くない。
しかし、前半生のこの両親をもう一度思い出して、納得できた。
才能が行き詰まった姉は心理的に見捨て
かたや才能が伸びた妹には練習漬けの毎日で
下着の洗濯ひとつできない「楽器バカ」にしただけで
あとは放り出してしまっているのだった。
(原作はまたちょっと違っているのだが)
自分も優れた芸術家として生きてきたが故に
我が子に対しても、重視する価値はなによりかにより
「才能」である母。それを止めず協力する父。
両親の行動は、無意識のうちにこどもたちに
「天才になれ、なれないのなら天才の養分になれ」
というオブセッションを刷り込んでいる。
この二人の「悪気ない」仕打ちが
映画では随所にさりげなく、しかしていねいに描かれている。
刷り込みのため
妹は普通の女性としての自分を誰も愛してくれない不安から
精神のバランスを崩し
姉は天才の妹が望むなら、懊悩しながらも結局自分の夫を捧げてしまう。
どっちも病んでいる。
病んだ心をぶつけ合いつつも
最終的に理解し合えるのもまた苦しみを共有したお互いだけなのだった。
解説やコピーには「家族の絆」とあるが
この映画は、ともに生き抜いた姉妹の濃い絆の話と思った。
邦題はひどいと思うけど。。
なにによって立って生きるのかを描いた映画でしょう?
ジャックリーヌが結局なにによって生きていたか、ということを考えると万人に通じるものがあると思います。
「私はこれによって生きている」というものは確としてないのだから。
姉のヒラリーが幸せだったかのかと思うと、そうも思えない。
彼女もまた失ったものは大きいのだから。
結局ファンにも離反され、一人死んでいく姿は人間一人ひとりそのものです。
誰か知らなくても構わない
エミリーがいい演技してるらしい、というので見てみました。
このチェリストについては全く予備知識ナシだったけど、天才がゆえ訪れる孤独と愛への渇望が痛いほど表現され見応えある仕上がりになっていました。
非凡な才能に恵まれ、成功の階段を駆け上る彼女がどうしても得られない物、自分に向けられる無償の愛。実際は愛されているのに信じられず、確かめるためわがままを言って相手を試す。とても悲しい人ですね、見えないものを捜し求め自らを追い込んでいく姿が痛い。
それにしてもエミリー・ワトソンいい役者です、大好き。
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定価: \5,565 販売価格: \4,463 人気ランキング: 16333位 おすすめ度: 発売日: 2000/07/07 発売元: ジェネオン エンタテインメント 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 |
家族の絆、姉妹の絆後半、ジャクリーヌは見舞いに来た母と父に
一見理不尽に切れるし
どんなに体が衰えても心身で頼りにすることは全くない。
しかし、前半生のこの両親をもう一度思い出して、納得できた。
才能が行き詰まった姉は心理的に見捨て
かたや才能が伸びた妹には練習漬けの毎日で
下着の洗濯ひとつできない「楽器バカ」にしただけで
あとは放り出してしまっているのだった。
(原作はまたちょっと違っているのだが)
自分も優れた芸術家として生きてきたが故に
我が子に対しても、重視する価値はなによりかにより
「才能」である母。それを止めず協力する父。
両親の行動は、無意識のうちにこどもたちに
「天才になれ、なれないのなら天才の養分になれ」
というオブセッションを刷り込んでいる。
この二人の「悪気ない」仕打ちが
映画では随所にさりげなく、しかしていねいに描かれている。
刷り込みのため
妹は普通の女性としての自分を誰も愛してくれない不安から
精神のバランスを崩し
姉は天才の妹が望むなら、懊悩しながらも結局自分の夫を捧げてしまう。
どっちも病んでいる。
病んだ心をぶつけ合いつつも
最終的に理解し合えるのもまた苦しみを共有したお互いだけなのだった。
解説やコピーには「家族の絆」とあるが
この映画は、ともに生き抜いた姉妹の濃い絆の話と思った。
邦題はひどいと思うけど。。なにによって立って生きるのかを描いた映画でしょう?
ジャックリーヌが結局なにによって生きていたか、ということを考えると万人に通じるものがあると思います。
「私はこれによって生きている」というものは確としてないのだから。
姉のヒラリーが幸せだったかのかと思うと、そうも思えない。
彼女もまた失ったものは大きいのだから。
結局ファンにも離反され、一人死んでいく姿は人間一人ひとりそのものです。
誰か知らなくても構わないエミリーがいい演技してるらしい、というので見てみました。
このチェリストについては全く予備知識ナシだったけど、天才がゆえ訪れる孤独と愛への渇望が痛いほど表現され見応えある仕上がりになっていました。
非凡な才能に恵まれ、成功の階段を駆け上る彼女がどうしても得られない物、自分に向けられる無償の愛。実際は愛されているのに信じられず、確かめるためわがままを言って相手を試す。とても悲しい人ですね、見えないものを捜し求め自らを追い込んでいく姿が痛い。
それにしてもエミリー・ワトソンいい役者です、大好き。