ミリオンダラー・ホテル
ミリオンダラー・ホテル
ミリオンダラー・ホテルを観た人の感想
純粋でいる事の痛み
U2のボノの原案を基にした映画。
衝撃的なオープニングにまずは度肝を抜かれる。
社会からはじきだされた人々の集まり「ミリオンダラーホテル」。
無気力で、特に生きる目的もなく生きている人々。
まさしく現代の一部分を切り取っているシーンであろう。
そんな中で純粋に恋する主人公、知能障害者のトムトム。
純粋な事が、時にどれ程の痛みを伴うかって事が伝わってくる。
常にシリアスという訳ではなく、多少ユーモアを含んだ部分もある。
ビートルズ好きじゃないとわからないだろうけど(笑)
極上のファンタジー
前から気になるなあと思ってたけど、ミラ・ジョボビッチとメル・ギブソンが
キャスティングということで、なんとなく手がのびなかった。
期待せずに観始めたけど、すぐに引き込まれた。登場人物の表情の豊かなこと。ミラって昔はモデルあがりで綺麗なだけだね、と思ってたけど、とても演技が上手くなったと思う。とても可憐な妖精のような役がぴったり嵌まっていた。
あとティム・ロスがちょっぴり出てたのが嬉しかった。IZZYだよね。
あと音楽もとてもマッチしていて、U2そして、イーノ達も加わったミリオンダラー・ホテル・バンド。サントラもチョット欲しくなりました。
なんだか久しぶりにイノセントな映画を観たなあ。
主体、自我、人間
ロスのダウンタウンにあるミリオンダラーホテル―社会から隔絶した人々がそこに居を構えている。トムトムと呼ばれる知的障害者のトムもホテルの住人であった。ホテルの屋上から身を投げた彼の親友の捜査と、彼が好意を寄せるエロイーズとの交流によって、トムは静かに自らを見つめなおしていく。知的障害といった煩雑なテーマを盛り込んでいるためか、中盤は間延びした感がある。終盤で自我といったキーワードが出てくるが、こちらが大本の主題であろう。FBIの捜査官の、ホテルの住人達の、死んだ親友の、その父親の、そしてトムのエゴ。複雑ではあるが、ストーリーはその筋で繋がる。知的障害のみを主題としていたならば、本作は失敗に終わっていたと思う。はっきり言って、知的障害者の描写はイマイチである。そこに一抹のエゴが見え隠れするのは皮肉であろうか。ただ、物語の演出として大目に見れないこともない。障害や愛というのはあくまでも伏線であるが、中盤から終盤まではそちらに引きずられてしまうだろう。しかし真の主題が明らかになると、様々な点が線で結ばれる。エゴや自我という、誰もが持ち得るものに焦点を当てるのはさほど難しいことではないだろう。しかし、本作のような演出・設定下でそういったものを捉え直すのも悪くない。
|
定価: \5,040 販売価格: \3,997 人気ランキング: 2039位 おすすめ度: 発売日: 2001/10/26 発売元: ビデオメーカー 発送可能時期: 通常1~2週間以内に発送 |
純粋でいる事の痛みU2のボノの原案を基にした映画。
衝撃的なオープニングにまずは度肝を抜かれる。
社会からはじきだされた人々の集まり「ミリオンダラーホテル」。
無気力で、特に生きる目的もなく生きている人々。
まさしく現代の一部分を切り取っているシーンであろう。
そんな中で純粋に恋する主人公、知能障害者のトムトム。
純粋な事が、時にどれ程の痛みを伴うかって事が伝わってくる。
常にシリアスという訳ではなく、多少ユーモアを含んだ部分もある。
ビートルズ好きじゃないとわからないだろうけど(笑)
極上のファンタジー前から気になるなあと思ってたけど、ミラ・ジョボビッチとメル・ギブソンが
キャスティングということで、なんとなく手がのびなかった。
期待せずに観始めたけど、すぐに引き込まれた。登場人物の表情の豊かなこと。ミラって昔はモデルあがりで綺麗なだけだね、と思ってたけど、とても演技が上手くなったと思う。とても可憐な妖精のような役がぴったり嵌まっていた。
あとティム・ロスがちょっぴり出てたのが嬉しかった。IZZYだよね。
あと音楽もとてもマッチしていて、U2そして、イーノ達も加わったミリオンダラー・ホテル・バンド。サントラもチョット欲しくなりました。
なんだか久しぶりにイノセントな映画を観たなあ。
主体、自我、人間ロスのダウンタウンにあるミリオンダラーホテル―社会から隔絶した人々がそこに居を構えている。トムトムと呼ばれる知的障害者のトムもホテルの住人であった。ホテルの屋上から身を投げた彼の親友の捜査と、彼が好意を寄せるエロイーズとの交流によって、トムは静かに自らを見つめなおしていく。知的障害といった煩雑なテーマを盛り込んでいるためか、中盤は間延びした感がある。終盤で自我といったキーワードが出てくるが、こちらが大本の主題であろう。FBIの捜査官の、ホテルの住人達の、死んだ親友の、その父親の、そしてトムのエゴ。複雑ではあるが、ストーリーはその筋で繋がる。知的障害のみを主題としていたならば、本作は失敗に終わっていたと思う。はっきり言って、知的障害者の描写はイマイチである。そこに一抹のエゴが見え隠れするのは皮肉であろうか。ただ、物語の演出として大目に見れないこともない。障害や愛というのはあくまでも伏線であるが、中盤から終盤まではそちらに引きずられてしまうだろう。しかし真の主題が明らかになると、様々な点が線で結ばれる。エゴや自我という、誰もが持ち得るものに焦点を当てるのはさほど難しいことではないだろう。しかし、本作のような演出・設定下でそういったものを捉え直すのも悪くない。